佐藤研究室では、6月に提出する日本建築学会支部共通課題設計競技に、毎年、研究室でチームを組んで出すようにしています。
コンペに取り組むベースみたいなものをここで培って、その後自分でコンペに挑戦する土台を作るためのもの。
提出は週末だけど、提出前最後のゼミを行いました。
今回は、ゲストとして、
ナノメートルアーキテクチャーの三谷裕樹さん
名古屋市立大学の寺嶋利治さん
のお二人にお越しいただきました。

とっても楽しい濃厚な時間でした。
三谷さんのクリティークは真摯な感じ。理解する力が高い。
寺嶋さんのクリティークは情熱的な感じ。エッジを見定めるのが早い。
他者の話を聞くのは勉強になるな。しかし。
ゼミに他者を呼んだのは初めて。
呼ぶ以上は色々な責任が生じるし、
呼んだ以上は生半可なものは見せられない。
個人的な関係性だけで来てもらっているので。
コンペは学生と一緒にゼミをしているので、共犯者なところもある。
このコンペでは、共感のフックを立てることに注力して指導してきた。
と言うことで、結果はどう転ぶかわからないけど、学生は頑張ってくれたかと。
本日のハイライトは、
コンペゼミの前に名古屋市立大学の寺嶋さんとダラダラとしゃべっている中で出てきた、
「建築は共感と意外性のゲーム」
学会コンペは、共感を得やすいフォーマットで、かつ、
社会背景とかをある程度入れ込む必要がある。
だから、卒制につながるルートとして、指導的側面を含んで研究室で取り組んでいる。
けど、意外性を生む空間訓練もしないといけないと再認識。
今年はそれもやろうかと思っているけど、うまくいくのかわからない。
一方で、本来的に、コンペなんて、エスキスを受けないで勝手にトライするもの。と言うのが本音。
バシバシ挑戦していく学生が育って欲しいところ。
そう言う時間を取れる修士って、自分の可能性を推し量る時間でもあって、有意義だなぁ、と改めて思った。結局時間ないんだけどね。
その後の延長戦は大人だけで実施したけど、ただただ楽しかった。
社会情勢的に大人数ではできなくて。すまないね、みんな。
近しい土地と間柄で、でも全然違う戦い方の人同士で、相互の仕事に尊敬しあっていると思う。一日、とても楽しかったし、刺激を与えていただいた。
戦うお二人に負けないように、自分も頑張らねば。
真摯にかんばる。
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