先週で2年生の設計課題が終わりました。ワークキューブの桑原さん、丹羽哲矢建築設計事務所の丹羽さん、諸江一記建築設計事務所の諸江さん、403dajibaの橋本さん、1-1 Architectsの神谷さんという豪華なメンバー(と僕)で、名城大学150名の学生を教えていました。
後期は「住宅」課題と「コミュニティ施設」課題。今年の学生の出来はすこぶる高く、特に住宅課題の精度は目を見張るものがありました。先週終わったコミュニティ施設のレベルも高く、ご指導いただいた先生方に感謝です。
この学年は名城大学に佐藤がきたときの1年生。一緒に成長している感があって嬉しいです。
写真は優秀作品3点。
クラス総括としては、第2課題の方が全般にうまくできており、学生の頑張りはもちろん、チャートで意思疎通がしやすくなった印象。今回選出しなかった中にキラリと光るものが結構あり、あとは最後のブースト力の問題な気がする。
昨年は「建築って面白いよ」という授業をしたけど、今年は「建築ってちゃんと考えて作られるものだ」という教え方にしてみた。
建築を作ることは大きな責任があることで、それは設計だろうと構造だろうと設備だろうと一緒。だって一生で一番大きな買い物なのだから。
だからこそ、真剣に模型を作り、案をブラッシュアップさせていくことの重要性を伝えたかった。
何が正解かはわからないけど、学生時代くらい、がっつり建築に向き合ってもいいんじゃないかな。
あとは、自分の「好き」「やりたい」だけだとドン詰まる。2年生の住宅課題まではそれだけでもできる規模感だけど、500を超えてくると複雑性と思考の階層性が必要になる。
設計の奥にある建築の発言力を目指して課題に取り組むことが重要なのでは。
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