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前期の授業が終了!

  • nobusato
  • 2021年7月20日
  • 読了時間: 3分

今年度の前期は、座学は最初と途中にオンライン移行したものの、演習は対面で遣り切った。大きな混乱なく、無事に終わって何より。東海では大学生のワクチン摂取が進んでおり、後期も基本対面が続きそう。


それでも、学生に面と向かって、

街に繰り出せ!

建物を見に行け!

って言えないのはどこかもどかしい。

そして、ゼミ生ともまともに飲みに行けないのは悲しい。


さて、座学2個の課題は、フィールド系の課題を課していましたが、

昨年今年は雑誌や本がメイン。


今年は、


1年生→建築系の雑誌を1年分見て、もっとも好きな窓辺空間をレポートしなさい


というレポート。

うん。結構いいかも。

学生が頑張って、アクソメなどを駆使して表現する。

自分なりに美しい窓辺を考える。

これは設計の最初にいいかも。


2年生→建築家の本を読んで、思想と表現をレポートせよ。


デザインの背景には思想があり、それが建築に現れるのが優れた作品。

ただのカッコイイ、ではない、というのを、身をもって知ってくれる機会になったかと。

これは来年もやってもイイかも。


昨今の学生は建築家を知らない


なんてよく言われますが、それは教育側がフォローすれば、問題ないんだな、と。


続いて実習。


「ワークショップ」という1年生向けの授業では、絵を描く課題を担当している。


毎年教えているけど、コメントは毎年違う。

今年は、宮崎駿をよく引用した。


「大切なことは、たいてい面倒だ。」


まさにその通り。

面倒なことは、きっと、大切なことにつながる。

面倒な絵を、鉛筆で描き続ける。その先に、大切なものを作る力がある。


こっちが心を込めて喋ると、学生は、態度で返してくれる。

熱量高めだけど、今のところそれでいいんだな、と再認識した。


3年生の「建築デザイン」。


3年くらいかけて、大学の課題を整理してきた。

今年はようやくその整理が結実し、設計課題の順番等をいじれた。

学生の到達度をあげるための工夫に対して、

学生は、頑張って応えてくれた。

課題はあるけど、挑戦し続けることができる。

面倒だろうけど一緒にやってくれる同僚の先生方に感謝。

難しい課題をちゃんとめげずに完走してくれたのは何より。

担当したクラスは、教える充足感を再確認させてくれる幸せな時間だった。


大学院の座学では、篠原一男→坂本一成→アトリエ・ワン→more

という、東工大建築家の考え方を一通り学生と一緒に学ぶ、従来の授業を行った。

その後、「ドローダウン」という本を参照しつつ、

環境負荷の少ない建築・都市のあり方の提案を求めた。

これはまだ精度が高くなかったけど、

未来に向けて建築で何かを解決するという、

大切な考え方は教えられたかと。


とまぁ、ようやく。怒涛の前期が終了。

ここからは充実の夏休み調査週間が続く。

後期は授業が落ち着き、自分の時間とゼミの時間に注力できる。


来年もちょっとずつ教育の質をあげていきたい。

でもこれは何のためにやっているのかな?

って思うことが多々ある。


決して、学生がコンペをとったり、全国規模の卒業設計で入賞したり、

を目指しているわけではない。

大切なのは、彼らが、自分の芯を持って卒業後も社会で仕掛けるようになること。

職場で建築を作るのに終止するだけでなく、

周りの人を幸せにする人たちが、10年後に現れたら本望だ。

 
 
 

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