春は嬉しい季節。
冬の厳しい寒さを乗り越え、 徐々に薪の消費が減り、 そして野花が芽吹いてくる。
一方で、別れの季節でもある。
毎年、学生が巣立っていく。
それは教育機関の宿命。
一緒に試行錯誤した学生がいなくなり、
何も言わずに伝わっていたことを、一つずつ説明し直す。
まぁ、そういうもん。
一緒にプロジェクトを進めている行政の人々に異動があるのも、この時期。
寂しい。とても。
特に、うちの研究室みたいに、
チャレンジングなことを起こす取り組みにご一緒するところでは、
「仕掛けるプレイヤー」の人と、立ち上げることが多い。
それは、とてもとても有意義な挑戦で、
そういう人々がいるからこそ、アクションが始まる。
それは、石巻でも、飯豊町でも、刈谷でも。
彼らがいるから始まり、でも、彼らは、長居できない。
立ち上げることが重要なミッションなので、
それを成し遂げると、次の物語へ移動してしまう。
一緒に立ち上げた我々は、
彼らの意思を紡ぎ、まちで自走するまで育てるのが、役割。
そして、お返しする。
その後も緩やかに関わりを続け、
町の重要なものとして育まれるサポートを続ける。
そんな、刈谷との幸せな関係性が始まったのが、2022年度。
そして、例に漏れず、別れの季節も。
その繋ぎを開発するのが我々の役目。
そうして、面白いまちができていく。
この1年間で、一番美味しいお酒を一緒に飲めた。一抹の寂しさと共に。
離れても、根底の志が同じ仲間が見つかったのは、とても嬉しい。
引き続き頑張りますが、
「始まり」を作ってくれた彼らがいたことで、
ひらけた世界に感謝を。
ありがとう。さようなら。ともだち。
みたいな曲を歌ったなぁ。中学時代。
別れの後も出会いも次への一歩。
今年度も頑張ります。
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