名古屋にきてはや6年。
なんやかんや、長い。
無事、卒業式を迎えた。
みんな、おめでとう!!
おじさんは今風のピースの仕方がわからない。そうか。下に向けてやるのか。
着任して1年目の学生がついに出る。
いよいよ1周。
ずっと一緒に歩いた仲間でもある学生の修了は寂しい限り。
しかしながら、立派に自分を鑑みて、相手を思いやれる、そんな人にきちんと成長して巣立っていくのは、そこそこ頼もしい。
長く一緒にいて、本当によかったな、と思う。
修了生の可能性はかなり大きいな、と改めて。
学部生もよく頑張った。
こんなにも濃密に研究を頑張ってくれたのは、6年目で初。
卒論とは思えないクオリティのものが何本もあった。
そのまま卒制も駆け抜けるかな、と思ったけど、
なかなかそうもうまくいかないのが難しいところ。
でも、卒制なんて、自分と向き合うことができればそれでいいとも思う。
過度に評価を得ることを目指したりしてもよくないし、
問いたいことに全力をかけることが何より。
そういう意味では、問いのある卒制しかなかった。
ただ、完成度には課題が残る。
今年は、彼らの意思を尊重した。
スケジュールの目安は伝えるも、それを強要することはしない。
クオリティを上げることを投げかけるも、こちらからその努力はしない。
ある程度の自主性を尊重。
その功罪はあるけど、今はこれくらいがちょうど良いんだろうな、と。
あとは、目標をきちんとチームで掲げることの尊さも感じた。
今年の反省を生かしてまた頑張る。
一緒にプロジェクトを進めたのも楽しかった。
佐藤自体の評価や獲得が徐々に出てきた段階。
なので、プロジェクト自体が充実した。
同時に、任せる、ということができた学年。
彼らとの時間で、また一つおじさんになった。笑。
研究室としても新しいフェーズに導いてくれた感はある。
結果、みんなそれぞれ失敗した。
けど、失敗をして成功をした。
そういう時間を持つことを大切にしたのは初めての経験だった。
この経験が、卒制を任せる決断にもつながったのだと思う。
いいんだよ。悔しい思いしても。それを活かせば。
ともあれ、駆け抜けた1年だったなぁ。
1年前の彼らと今の彼らは全くの別人。
できることも増えたし、きちんと一人前の大人として歩み出している。
卒業はスタート。
今年のみんなの未来には期待しかない。
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