1月末に学生と一緒に三重・和歌山の漁村を回りました。
三重和歌山の漁村は東北とは少し成り立ちが違うような気がします。
例えば漁村の方位。
東北は南に海を持つのがスタンダードですが、
三重和歌山を回っていると、北や東に海を持つものが多く見受けられました。
北に海を持つ漁村に立つと、
自分の経験則とは違う光の入り方で、一瞬混乱。
比較的温暖な地域で、かつ、台風がよく通るから、山に守られた配置なのだと思います。
日照をそこまで重視していないなぁと感じる漁村も多く、いろいろと深めていきたい題材。
もしかしたら、家にも光を入れる工夫があるかもしれない。
いろんな想像ができて楽しかったです。
1年の降雨量が多いとされる尾鷲では、ロッジア空間が多数存在する漁村も。
いやぁ、奥深い。
家の基盤に石垣が設けられたものもたくさん見られました。
その中の一つには昭和の東海地震津波高さが記されているものも。
災害対策でできた街だな、と再確認しました。
志摩の船小屋群。出作り小屋のような納屋が船の目の前にある。土地所有はどうなっているのだろうか?
梶賀の漁村風景 。車を走らせたらとても美しい景色に出会った。
左下にある黄色いラインが過去の津波のライン。災害対策としての土盛り。
和歌山のアマルフィ、と言われている地域。RC建築はいつ頃できたのか??
こちらも特産品。 神々しい!!
2日で回る突貫ツアーを行ったため、翌日から寝込むという歳を感じる悲しい事態に...。精進しなくては。