「身近な資源を使ったものづくり講座」
と題して、11月から2月まで計4回のWSを開催してきました。
週末はこちらのファイナル。
竹かご+陶芸教室。
今回は竹かごについて。
これは、実は結構長いことやりたかったことで。
切るところから始まり、竹ひご作り、竹編みと一連で、
竹細工作家の橋本さんを招き、体験しました。
竹を見たとき、それが身の回りのものになるなんて、今まで想像もできなかったんですが、やってみてなるほど!と思うことも多く。
「資源」って本当に身の回りに溢れている。
でも「商品」を買うことに慣れている資本主義の我々は、
こう言った「文化」を見失いがちになっている。
でも、それは本当に幸せなことなのか?
小さなことだけども、こういう経験により、資源を「見える」ようにすることは、これからの社会を考える上でとても大切な気がします。
そしてその場でとれた粘土で作った釜で旬の牡蠣を使ったピザをいただくという贅沢。
全身の感覚を豊かにする楽しい週末でした。
ちなみに、90歳の誕生日を迎えた、
人生のイロハを学んでいる現役漁師のおじいさんの誕生日のお祝いもしました。
プレゼントに橋本さんが編んだ竹かごをあげたら大喜びで、
「こういうカゴが欲しかったんだ!今じゃ作れる人もいねぇから買えない。魚を洗うには立体的になってるカゴじゃないとダメなんだなぁ。」
とおっしゃっていました。
良いものは、人を選ぶ。
それは手芸品でも建築でも一緒。
違いがわかる大人になりたいものですね。