mnm展とシンポジウム・建築デザインにおける社会性を巡って
- nobusato
- 2019年3月9日
- 読了時間: 2分
本日は建築三昧。
ということで、門脇邸の後はRCR展、mnm展、そしてシンポジウムと、知識欲に駆り立てられて、膨大なインプットを試みた一日でした。
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まず、mnm展。主宰の常山未央さんは夏に初めてお会いしたものの、活動の全体像は存じ上げていなかった。会った印象は、とても柔らかい物腰で、面白い、とか、楽しい、という感性が強い人なのかな、というものだった。
さて、作品を見ると、第一印象は確かに正しいと感じた一方で、実にロジカルな思考も一緒に持っている方だということに驚く。厳しい条件の中で上手に設計を行い、臨機応変に場を設え提供するスキルが高い。更に、その上で、ひとつひとつのプロジェクトから自らの思想を向上させていく姿が実に逞しかった。
個人的には京都のプロジェクトの空間性と物質感が力強さの中に繊細さが表現されていて、見事だな、と感じた。


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その後は法政大学でのレクチャーに。
坂本一成、妹島和世、ヨコミゾマコトに青井哲人と錚々たるメンバーのシンポジウム。実に難しいテーマを扱っている中で、お互いの視点を尊重しつつ、ディスカッションされていた。
世代感の違いみたいなことや、建築家の職能の線引きの難しさなどが議論されており、実に学びの多い時間だった。
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最後にもう一個。
学生がデザインレビューでファイナリストに残るという躍進を。嬉しい限り。
出先でストリームを見てたが、頑張っていた。
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外に出るのは大事ですね。
常に自分にもインプットとアウトプットを課さないと。
学生に負けないよう、自分自身が一番頑張らないと、と思った、楽しい1日でした。



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