この週末は飛騨の山村集落に。
今回は、飛騨の山奥の集落がどんな佇まいを見せているのか調査する、巡見調査でした。
谷筋に伸びる集落をめぐり、母屋や付属屋の特徴を探りました。
凛々しく佇む板倉
今回さらに興味深かったのは、小屋の増改築。
母屋の増改築は一般的ですが、小屋はそのまま佇むことが多い。
しかしながら、納屋・板倉・土蔵・離れが様々なパタンで増殖している様はとても多様で、それらの変化が何に起因するのでしょうか。
産業や地形、交通や気候など様々な可能性がありそうです。
土蔵に板倉がくっついた例。
下は板倉、上は納屋。
土蔵に納屋がくっついている。
そして今回の旅では、修士2年生以来、約7年ぶりに種蔵集落を訪れました。
山奥の、さらに山の中腹部にある道から外れたところにある種蔵は、僕が初めて「集落」を体感したところです。
とても美しく、力強い風景は、日本の原風景と呼ぶにふさわしく、ただただ感動していました。当時と今では1つ1つの建築の見え方は全くと言っていいほど異なっており、色々と考えさせられる週末でした。
凛々しき板倉
種蔵の集落内部
種蔵の母屋
筑波大学貝島研究室の先輩たちが作った種蔵の看板は現在も綺麗な状態でした!写真が曲がっている...。