身の回りには資源が溢れている。
しかしながら、それら資源は使う人を選ぶ。
現代社会では間伐材は価値の低いものと認識され、山出しをすると赤字になるため山の中で放置される事例もある。
でも、適切な知識と技術を持てば、資源としてきちんと活用することができる。
細い木には細い木の魅力が、太い木には太い木の魅力がある。
今回は、山の中にある木を建材に転換し、空間を作る取り組み。
GW後半に、合宿形式で学生ともものうらファンの方々と一緒に、Reborn-Art Fes. 2019の企画「Reborn-Art Farm」の豚小屋を作りました。
いつもの仲間たちとの施工は純粋に楽しい
重いんですが楽しそう
たててます。ボルトで締める簡易な施工。
設計期間は約1ヶ月。敷地にある間伐材を活用し豚小屋を作るという林業と建築業の間の案件で、学生と四苦八苦しながら設計施工をしました。
もう一つの実験は、作ることを開くこと。
ものを建てる行為は、その場の人々の共同作業が不可欠で、産業化以前はコミュニティが担保していたもの。
同時に、関わった多くの人たちが汗を流して作った建築は、愛着を持って世に生み出されることになる。それは建築を大切に思う人が増えること。
そういう、建築が織りなす「ビルディング・コミュニティ」。
今度も続けていきたい取り組みです。
今回のみんなは、また、豚が住んでいる姿を見にきてくれると思います。
そうやって少しずつ地域と都市住民の接点を増やしていければ。
もっとも簡単な構造体であるトラスを重ねて安定させる構法。かわいいデザインになったと思います。
この夏、多くのお客さんをおもてなしすることになります。頑張れ!もものうらテント!
基礎の下に入れた丸太が意外にかわいい
ドローン byダーレンさん
楽しかったです
ちなみに途中、海に出て漁を体験させていただき、
夜には海鮮BBQを行うという楽しいメニューも。
シャコとホヤ、ドンコがサイコーでした。
学生は初めての乗船。僕も久々。
やっぱりこの人は格好いい。