柳ヶ瀬商店街で活躍する建築家、大前氏をお招きして特別講義を実施しました。
建築って、汎用性があって、いろんな場面で応用できる。
そんなお話を学生に伝えたく設定したこの機会。
建築学専攻の「生活空間特論」の授業の時間を利用して、「ミユキデザインの仕事と柳ヶ瀬商店街の活性化」と題した講義を実施いただいた。生活空間特論では、建築家の作家論から都市論までをテーマとして扱っているが、建築家が取り組む都市再生の実例として大前氏の具体的な活動の講義を設定した。昨今建築家の職能は拡大してきており、自ら動き仕事を生み出すことは、今後社会で活躍する学生にとって不可欠な視点になりつつある。
特別講義は大前氏の30代の頃の作品紹介から始まり、商店街活性化プロデューサーとしての2011年以降、まちづくり会社を設立した2016年以降と、時系列に沿って活動が紹介された。
商店街活性化イベントの実施や遊休不動産の活用などの顔の見える地域のネットワークを大切にした活動の重要性はとても共感した。
ソフトとハードを横断して街を変えて行く過程はとても興味深く、自身の取り組みとの親和性も高い。
また、DIYワークショップのお話は、自分の最近のキーワード「作ることを開くこと」や「スキルのシェア」などの概念と重なる部分が多く、楽しい時間でした。
大前さん、ありがとうございました。