• nobusato

最近考えていること。2016年。

最終更新: 1月1日


■地域の自助・共助・公助

私は東日本大震災以降継続的に地域を訪れてきました。震災復興の現場から多くを学び思考を繰り返してきた経験から、これから先の30年は、失われつつある価値を再編する時代だと考えている。高度経済成長を経 て格段に生活の利便性が向上し、多くのモノを簡単に得られるようになった現代は、その利便性ゆえに逆説的に多くのモノを失いつつある。それは長い年月を経 て蓄積してきた日本独自の空間概念であり、自然との付き合い方、四季の感じ方、生活の知恵、人間関係などだ。そのような人々の”術”を学び、発掘し、広く 伝えるとともに、実際に使う、という取り組みを通して、人間元来の自助力を育み、共同することによってその力を強くする。そんな自助・共助の文化を再構築 すべきだと考えている。更に、公助とは人々を守るものではなく、人々を助けるものだ。自助・共助力を自発的に養い、公がそれをサポートする。そんな災害対 策や地域活性化のあり方を目指したい。

※この文章は「日本建築学会 創立130周年記念 建築文化週間2016 特別企画 パラレル・プロジェクションズ」に寄稿に併せて書いたものです。

http://bunka.aij.or.jp/2016/pp/1873/

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