昨年、コロナの中、第6夜に参加したよなよなzoom。
そこから持ち込み企画したり、オブザーバーで参加したり。
転機は第10夜。
公務員会のオブザーバーで参加したところ、
本当に濃密に、とても深い話に。
でも、それを聞いていたのは10人くらい。
オンラインレクチャーの刹那性を感じ、
なんだか流れゆく情報になってしまうのがいやで、
でも、オンラインで酒飲みながらやっている話を動画アーカイブするのも違うな、と。
それでもプレゼンターがかけた準備の情熱や、
確かにそこでおこなわれている深い議論。
これは、どうしても残さないと!と。
思いついたら表現しなければならない、という性分だし、
数日たっても思いが消えなかったので、
アーカイブシリーズを始めることにしました。
その中で思うのは、
建築に対して、みんな真剣に考えているということ。
そして、それを表現する場が減っていること。
建築についてのクロスプレゼンテーション&ディスカッションていうフォーマットは案外なかったこと。
シンポジウムを毎月やっている感じ。
00年代は建築系ラジオがあったり、なんだかネット上でディスカッションが多かった印象。それが10年代はどこか減った印象があって。
2020年には10+1が終わり、LIXILの建築家コンセプトシリーズも終わり。
何か、文章で建築ディスカッションが残される機会が減り、
YOUTUBEやSNSの流れる媒体が多い気がして。
PinterestやInstaも、すごく刹那的で、建築が装飾に近くなっている危惧が。
建築は流行りものではなく、文化ではないか、と。
きちんと議論を残す、ということを大切にしたいなと。
これはとても教育効果が高いし、
学生が30代建築家の考えや悩みとか、
を、直にきく機会にもしたいな、と。
話を聞いて内容を捉える訓練にもなるので。
そこで、研究室の学生に打診したら一緒にやってくれることに。
感謝。
本当に。
自分で完全に編集する回もあるし、
学生に編集してもらう回もあるけど、
結局、名前が出る建築家に恥を書かせてはいけないので、
自分で動画を見直して、
最終的な文章の責任を持つために、時間をかけて書いている。
何かの利益なんかないし、
ただただ、純粋に、いろんな人が建築を、
表現だけじゃなく、文化や思想として考える機会になったら、いいな、と思って、
ひたすら書き殴っている。
常に週末どこかに出てインプットを繰り返してきた2019年までとはまた違った形でインプットを重ねている。
文章よ、多くの人に、届け!
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