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NAGOYA IDENTITY


前期は週4で授業、週1で会議という授業集中月間。

フィールドワークを専門とする自分としては、なかなか身体と心が鈍ってしまいます。

しかしながら学生と一緒に考えるのは、自分の思考を更新する機会でもあります。

大学院生と一緒に考えるシリーズ、第2弾は名古屋の個性。

以下、佐藤の出題です。

「NAGOYA IDENTITY 」

2027年リニア開通は大きな都市トピックである。名古屋の再開発は続いていく。

このまま名古屋はリトルトーキョーになるのか。既存の名古屋に面白さはないのか?

名古屋の街を成り立ちから捉え、その魅力を考える。大学院生による名古屋の街のステートメント。

下敷きにしたのはTOKYO METABOLISINGとメイド・イン・トーキョー。

師匠たちが若かりし頃に試みた内容です。

学生には面白い建築を探してもらい、それらを統合して上位の都市概念を抽出してもらいました。以下、佐藤の解説を加えた概念です。

1.生活看板

名古屋は街の中で自由に空間を設える人が多い。たとえば、玄関まわりでの表出。たとえば、二階の屋根上へのテラスの増設。それらは自分の生き方の表出でもある。それはさながら、生活の看板。

2.斜面を飼いならす

名古屋は起伏に富んだ街。そこに多数の人が住み続け、都市は成長を続ける。人の居場所は主として地盤に乗るが、それ以外の都市要素は人工地盤が築かれる。領域の拡張。それも名古屋ならではの要素。

3.ナゴヤ・ビルチャー

名古屋は昭和後期に多くのビルが建てられた。バブルの産物でもあるそれは建築は、現代における余剰資源になりつつある。同時に、ナゴヤでは、そんな建築ストックが自由に使われている。東京は都市圏が大きく、様々な個性を持った街があるが、比較的コンパクトな名古屋では、個性がぎゅっとしている。ゆえに都市空間は高さ方向に多様性を生み出している。ビルに内在するカルチャー。

4.車依存都市

大きな車都市の隣接都市でもある名古屋。大きすぎない都市は、車での移動も許容する。故に都市空間内部には、人を超越したスケールの建造物や振る舞いが見られる。同時にヒトと車の両者に向けたメッセージも内在する。

名古屋の都市と向き合うこの企画、続けていければと思います。

#建築まちに関して #授業 #名古屋

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