学会コンペを振り返る。
- nobusato
- 10月16日
- 読了時間: 3分
今年、建築学会コンペでカイツルが全国優秀賞しました。
明治39年から続く日本最古の建築コンペ(多分)にて、全国優秀賞。めでたい。
今年の建築学会大会は忙しくて、
学生発表4件、自分の発表、共同研究、があり、研究協議会でもプレゼン。
学会コンペでは学生がファイナル。
なかなか、他の人の発表を聞く余裕がなかったのは残念だけど、充実していました。
その合間に、尊敬する千葉大時代の先輩らと会うことに。
彼らは、建築学会コンペでM1で優秀賞をとっていた。全国2位。
スッゲー、って思った、当時の4年生の自分。
これがコンペに憧れた最初だったかもしれない。
彼らは、大林組と大成建設の若手エースとして、
建築作品の発表に、建築学会大会に来ていた。
ので、お昼ご飯を食べました。
尊敬する先輩が受賞したのが多分17年前なのかな。
自分も修士で出して支部入選。
名城大学に来てからも続けた。
きちんとリサーチして、その密度が問われるこのコンペは、
教育効果が高いものと考えているし、
アイデア一発勝負になりにくい信頼性もある。
2018。初挑戦で全滅。
2019。伝説の2期生が支部入選とタジマ奨励賞(10万)。
2020。コロナもありフルリモートむずい。全滅。 2021。支部入選。ゲストクリティーク寺嶋氏。 2022。支部入選。ゲストクリティーク廣岡氏+岩田氏。 2023。支部入選。淑徳大諸江研究室と一緒に。ゲストクリティーク神谷氏。
2024。支部入選2+タジマ奨励賞。淑徳大諸江研究室と一緒に。ゲストクリティーク神谷氏。 2025。支部入選2+全国優秀賞。3位。 少しずつ積み上げてきた学生たち。そして研究室。継続は力なり。
わかったこと。
どんだけ指導しても、
どんだけ機会を作っても、
結局、学生のやる気次第。
最近は見る回数を減らしている。
少ない機会を大切にして、そこに向けて全力で作り込んできたり、
エスキスのディスカッションをきちんと昇華する人は、
割と通る。
案をよくするってのをコンパクトにして、
シート完成度を探求するのに力を入れること。
修士と話すときちんと深い案にはなるから、ちゃんと成長しているのだと思う。
プレゼンは、とても頑張った。
やれること全部やったプレゼンだった。
うちの研究室はナラティブ=物語が強い。
だから、建築家や計画系研究者には受けが良い。
しかし、技術畑の構造・環境の先生方からの評はやや薄い。
これは多分共通する傾向。
良さも弱さも、どちらにも向き合う。
良いところは伸ばし、悪いところは改善する。
来年も継続しよう。
そして、このレベルでの努力を継続した、 10年後の修了生に会うのが、今から楽しみだ。




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