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  • nobusato

設計課題2020

更新日:2020年12月17日




今年は、「敷地を読みこみ、建築家として自邸を、発表する」

という三段階の条件を設定した課題を出題しました。


今年の「敷地」は、

・北垂れ

・角地

・平屋ほぼ禁止

などの、少々難しい敷地を選び、課題を出しました。

難しい、ということ、そして上記の条件は、結構、現代社会が持っている側面で、もしかしたら学生が将来、出会うかもしれない条件。その未来やあり方を考えるのは、重要なんじゃないかなぁって。


そして

「建築家として自邸を」

は、本質的なものへの探究を求めている条件。

「発表」

は、他者に伝えることの重要性を求めている言葉。

複層化された課題をどう学生は解いて行ったのか...。


ここからは自分のクラス。

3年目にもなると、色々なリズムがわかってきて、指導のペースもよくわかる。

学生はとっても熱心で、一緒に試行錯誤しながら、いいものを作ってくれる。

今年は過去最高のできかもしれないクラスでした。


さて、他のクラスも。

敷地をきちんと読み解くクラスがあれば、総合力の高いクラスもある。建築としてきちんとまとめるクラスもあれば、現代の社会性を重視しているクラスもある。そしてその中で学生が個々に、丁寧に、自分の主張をしている。


しかしまぁ、多様な回答が出てきて、面白い。中には息を飲むほどよくできた提案も。

うちのクラスは、提案の面白さとか潔さを重視する傾向にあり、それはそれで個性的な子が多かったけど、自分がずっと見ているからか、正直、他の人がどう評価するのかはわからない。でも、とてもよくできていたようにおもう。

他のクラスにもこれはうまい...って、いう感想の作品もあった。

1年生、2年生は、150の作品が出てくるから、

1つや2つ、惚れ惚れする美しさのものに出会う。


コロナ対策で、みんなが密集できないので、学生は席に固定。でも臨場感は欲しいと、デバイス総動員で、スライドに載せて臨場感を出せるような工夫も。

いやはや、色々と試行錯誤。


でも、きちんとやると学生はきちんと成長する。

来週もまた頑張ろう。

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