設計課題編-1 敷地調査
- nobusato
- 7 日前
- 読了時間: 2分
さて、久しく書いていなかった学生の設計へのヒントシリーズ。
今回は、設計課題編。
まずは敷地調査。
設計課題では概ね敷地が設定されます。
とすると、その敷地では何を見たらいいのだろうか??
4段階と伝えています。
まずは、事前準備。
訪問前にgooglemapなどを見ながら、ノートいっぱいに周辺を含めた配置図を書くといいでしょう。ノンスケールでOK。
大体、敷地の4周3−5軒が最低限入るくらいのスケール感で書くと良い。
準備ができたら敷地に行こう。
敷地の中。
敷地に入れる場合、積極的に入りましょう。
4周全て、敷地の1箇所から見える風景を写真に撮っておくといいです。
続いて、敷地内でかける情報を全部書く。
樹木の位置、高低差、石の位置、日陰はどう入るか、空気はどう流れるか、その日の気温、匂い...。 敷地に立って、その場で感じることを全て書きましょう。
敷地の周り
敷地とその周りの関係性をとにかく書きましょう。
周囲に動線や道路があれば、それを敷地内に引き込むことができるかもしれない。
周囲にも、賑やかや静か、眺望などさまざまな情報があります。
敷地外の情報もノートに書き込みましょう。
地域の声を聞く
敷地周辺の調査が終わったら、街をたくさん歩きましょう。
そうすると、地域の共通項か、共通していないけどおもしろいものなど、たくさん出会います。
面白いと思ったら、下手でもいいので、スケッチをしましょう。
そうすると、地域の声が、自分の脳内に記録されます。
それは例えば、屋根の形、窓の数、敷地のセットバック、境界の作りかた、軒下空間、意匠表現、小さな路地や入り口、などなど。 たくさん書いて、メモしましょう。 このメモが、設計のコンセプトを作ったりします。 4. 時間軸を見る
その敷地には歴史や文化があります。
1-3は現在の状況を見るもの。なんとなくのイメージは、地図に基づく平面的な理解。
深掘りする視点は、敷地理解をより立体的にする感じです。
過去を考え、未来をより良くする、現在の設計。
と考えると、時間都市漁村の蓄積の把握はとても大切な気がします。
プロジェクトによって射程は変わりますが、
敷地の歴史、地域の歴史、産業の歴史など。 深掘りをしましょう。

さあ、うちの大学も第2課題。
素敵な作品に出会えるのを期待しよう。



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